相続情報

【相続情報】⑰自宅と賃貸を組み合わせる住まいの活用法

2026.10.15

賃貸併用住宅は、一棟の建物の中に居住用の自宅部分と、第三者に貸し出すスペースを組み合わせた住まいの形態です。賃貸部分の用途はアパートに限らず、テナントや事務所として活用される場合もあります。

このタイプの住宅は、自ら居住しながら家賃収入を得られる点が大きな魅力です。近年では、土地を効率的に活かす手段や、建て替え時の選択肢の一つとして関心が高まっています。

利点の一つは、敷地の活用度を高められることです。広さを持て余している土地や、ライフスタイルの変化で余剰となった住空間がある場合でも、賃貸部分を設けることで収益化が可能となり、居住と収入の両立が図れます。

資金面でもメリットがあります。建物の一定割合を自宅として利用する条件を満たせば、住宅ローンが適用されるケースが多く見られます。さらに、家賃収入を返済に充てることで、無理のない資金計画を立てやすくなります。

また、条件次第では税負担の軽減措置が受けられる可能性もあります。不動産取得税や固定資産税が軽減されることで、長期的なコスト削減につながることも期待できます。加えて、資産を次世代へ引き継ぐ際の手段としても検討されることがあります。

ただし、留意すべき点も存在します。居住部分と賃貸部分を同一建物内に配置するため、設計や間取りに制約が生じやすくなります。その影響で、一般的な住宅と比較すると売却のしやすさや、相続時の取り扱いにおいて慎重な判断が求められる場合があります。

このように、賃貸併用住宅にはさまざまな側面があります。導入を検討する際には、利点と課題を整理したうえで、将来のライフプランや収支計画、賃貸経営への関わり方、資産活用の方向性などを総合的に考慮することが重要です。

相続のことならENGAGEMENT株式会社までぜひご相談ください。

※この記事は、公開時点の法令・制度に基づいて作成しています。